ROUND CROSS
062 : programing, keyboards, guitar, voice
108 : rhythm, effects
T008:sound mix and edit / multi engineering
1998年 ROUND CROSS始動。
暗黒の中を疾走する男の美学、ROUND CROSS。
過去の経歴には全てふれてほしくないと言う、筋金入りの不良二人組。1stアルバム『ROUND CROSS / ROUND CROSS』で魅せる、ハードエッジなロックをジャーマン臭漂うインダストリアルとブレイクビーツ・テクノとの絶妙なブレンド。しかし覆い隠せないほど染み付いたロックンロール、ダークで邪悪な人柄は、ダンス・ビートをもっても消しさることは出来なかった。強烈にオーバードライブ、時にスピンをブチかまし疾走する、男気溢れすぎる世紀末のサウンドトラック。重厚なリズムを前面に押し出しそれを包み込むようなスペーシー感覚とパンクでアシッドなスピード感が下腹部に心地よい。ダンス・ミュージックと呼ぶより、まさしく「ロック」。アドレナリンの過剰分泌のために無限に増大した幻想の中をスピードマスターはビート感覚の旅を続ける。時たま立ち寄る時空の隙間は彼の脳みそをクラッシュさせるには十分刺激的だ。
ラウンド・クロス......。直感として伝わる1980年代のパンク、ニュー・ウェーヴの匂いを隅から隅まで漂わせている。しかし、それをそのまま楽器を持って演奏していないところが現在との接点。
ラウンド・クロスは多分70年代のロックやその後のパンク、ニューウェーヴ・シーンを十分な密度でリアルタイムで通過してきているにちがいない。だとしたら一体こいつら何歳?この重厚なビートとスピード感、そこに浮遊するスペーシーな感覚を持ち合わせたヒッピーそれともパンクス。インダストリアル、それともテクノ。全てのとんがったエッセンスがそこにちりばめられている。しかも昨日や今日の付け焼き刃的なものではない。恐るべしラウンド・クロス!!


